†鏡の部屋
  
ディスプレイという名の鏡は

浮世の喜怒哀楽

うかがい知れぬ心の闇を

日ごと映し出す。



私は日々この鏡を見つめ

キーボードという名の織機を用い

徒然なる日々を部屋でひとり

言の葉に綴っている。



鏡が映し出す私と

鏡を見つめている私

いったいどちらが本物なのだろう?