05.心優しい悪魔
  
無間の闇の彼方まで


共に行ってくれた彼のひとを名づけるなら


「悪魔」と呼ぶのがふさわしいでしょう


其の優しさ、慕わしさによって


私は何も考える暇を与えられず


いつしか堕落の一途をたどっていたのですから